VPNプロトコル:WireGuard®
このVPNプロトコルが人気の理由と、プライバシーの高い基準を満たすためにExpressVPNがWireGuardをどのように再設計したかを説明します。
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(*新規ユーザー向け)
WireGuardとは?
WireGuardは、スピードと効率が良く、コードベースが小さいことで有名な最新のVPNプロトコルです。多くのプラットフォームでカーネルレベルで動作し、OpenVPNなどの比較的古いプロトコルより通信速度が速くCPU使用率が低いという特長があります。しかし、軽量設計である反面、デメリットもあります。
メリット
- 高速で軽量。
- ExpressVPNのカスタム版WireGuardは、元のプロトコルにはない特長があります。
デメリット
- 既製のWireGuardでは、ユーザーは以前として追跡されるリスクがあります。
ExpressVPNのために再構築されたWireGuard。その特長は?
2025年にExpressVPNは独自のカスタム版WireGuardをリリースしました。プライバシーとセキュリティに関する現代のニーズに応えるよう再設計されています。下記が実装されています。
- デフォルトでポスト量子セキュリティを導入:WireGuardの各セッションは、NISTによって選ばれたポスト量子鍵カプセル化アルゴリズム「ML-KEM」を用いたハンドシェイクで始まります。これにより、ユーザーは「今収集し、後で解読する」攻撃から保護されます。すなわち、広告事業者が暗号化されたデータを収集しておき、将来的に量子コンピュータを使って解読するサイバー攻撃です。
- 一時的な認証情報:セッションごとに新たな暗号鍵と内部IPアドレスを使用し、相関分析によるリスクを軽減します。
- 有効期間の短いアクセストークン:ExpressVPNは、静的キーや有効期間の長い認証情報が不要な軽量設計の認証システムを独自に構築しました。
- TrustedServerによるリアルタイムプロビジョニング:セッションのプロビジョニングは、ディスクへの書き込みを一切行わないExpressVPNのRAMのみを使用するインフラを通して動的に行われます。
- 静的にピアを設定しない:固定されたピアマッピングや二重NATに依存するのではなく、ExpressVPNはすべてを動的に割り当てることでプライバシーとスケーラビリティの向上を実現しています。
- サービス分割アーキテクチャ:認証と設定を異なるサービスに分けることで、攻撃対象領域を最小限に抑え、権限を分離し、公開されているコンポーネントがWireGuardの設定を直接変更できないようにしました。
- 標準のWireGuardに対応:WireGuardプロトコル自体を変更せずにプライバシーとポスト量子セキュリティを強化し、互換性と相互運用性を完全に保ちました。
ポスト量子WireGuardはiOS、Android、Windowsアプリで利用可能で、macOSでは近日リリース予定です。このように、ExpressVPNはプライバシーやスケーラビリティ、フューチャーレディネス(将来への備え)を妥協せずに高性能なWireGuardをお届けしています。
VPNの設定でWireGuardに切り替える方法

その他のVPNプロトコル
標準的なプロトコルに加え、ExpressVPNはLightwayを構築しました。スピード、安定性、セキュリティの観点で他を上回るプロトコルとなっています。ぜひお試しください。Lightwayについて詳しくはこちら。
VPNプロトコル選びに迷った場合は、ExpressVPNアプリの設定で最適なプロトコルを自動的に選択するオプションをお選びください。
すべてのデバイスにExpressVPNをダウンロードしましょう
ExpressVPNのサブスクリプションが1つあれば、すべての人気プラットフォームにVPNをダウンロードできます。複数台のデバイスでVPNが必要ですか?ExpressVPNは、すべてのデバイスに設定して同時に8台のデバイスで利用することが可能です。

よくあるご質問
WireGuardとは何ですか?
WireGuardは、高速かつシンプルで、コードベースが軽量なことで知られている最新のVPNプロトコルです。多くのプラットフォームでカーネルレベルで直接動作するため、OpenVPNなど従来のプロトコルより軽く高速であることを特徴としています。しかし、ミニマリストな設計である反面、認証が組み込まれておらず、動的なIP割り当てやセッション管理など、プライバシー重視のVPNに求められる重要な特徴を欠いています。
ExpressVPNはWireGuardに対応していますか?
はい。ExpressVPNは現在、カスタム設計のWireGuardをアプリでご提供しています。ほかのプロバイダのようにベースプロトコルをそのまま採用するのではなく、ポスト量子暗号、一時鍵交換、ダイナミックIPを導入し、当社のRAMのみでサーバーを実行するTrustedServerと完全に連携させました。プライバシー、セキュリティ、スケーラビリティに関する当社の基準を満たすことが狙いです。
WireGuardはLightwayより優れていますか?
WireGuardとLightwayは異なるニーズに応えますので、必ずしもそうとは限りません。LightwayはExpressVPN独自のプロトコルで、プライバシー、パフォーマンス、安定性を実現するように一から構築されたものです。現在もほとんどのプラットフォームでデフォルトのプロトコルとなっています。WireGuardはオプションとしてご利用いただけるプロトコルで、高速かつ安全に接続するもう1つの手段としてお考えください。ExpressVPNでは、状況に応じて最適なプロトコルをお選びいただくことができます。両方ともプライバシーに配慮して開発されていますので、ご安心ください。
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