携帯電話を紛失したり盗まれたりしたときの対処法
携帯電話を紛失すると、途方に暮れてしまうかもしれません。携帯電話は、友達と連絡を取ったり、お金を管理したり、メールにアクセスしたり、写真を撮ったり、日々の予定を管理したりするのに使われています。ですから紛失すれば、端末の値段以上のストレスを感じるでしょう。自分の情報やプライバシー、そして個人情報が誰かに悪用されないか、不安にもなるはずです。
幸い、自分自身やデータ、そして安心を守るために、すぐに実行できる具体的な対処法があります。この記事では、その手順と復旧の流れをご紹介します。何をすればいいのか迷わないように、ぜひ参考にしてください。
携帯電話を紛失したり盗まれたりしたときの対処法
携帯電話を紛失するのはストレスを感じる出来事ですが、取るべき対応ははっきりしています。ここでご紹介する手順に沿って進めれば、携帯電話をすばやく見つけたり、端末のセキュリティを確保したり、詐欺や金銭的被害のリスクを最小限に抑えたりできます。
1. 自分の番号に電話するかメッセージを送ってみる
紛失した携帯電話は、単にどこかに置き忘れてしまっただけの場合もあります。まずは別の電話から自分の番号に電話をかけてみましょう。近くで着信音が聞こえたら、直前の行動をたどって探してみてください。
どこかに置き忘れた可能性がある場合は、善意の人が見つけたときに備えて、あなたの連絡先を書いたメッセージを送るのも一つの方法です。返信があった場合は、公共の場所、できれば警察署などで待ち合わせて携帯電話を受け取りましょう。
2. 「携帯電話を探す」機能で位置を確認する
こうした内蔵ツールを使えば、携帯電話の現在位置または最後に確認された位置を表示できるほか、音を鳴らす、カスタムメッセージ付きで画面をロックする、回収が難しい場合はデータを消去するといった操作が可能です。
- iPhone:別のAppleデバイスで探すアプリを使用するか、iCloud.com/findにサインインすると、デバイス位置の確認や、紛失としてマークすることができます。紛失モードをオンにすると、パスコードで携帯電話がロックされ、Apple Payの支払いカードやパスは一時停止されます。また、ロック画面に電話番号やメッセージを表示し、携帯電話を見つけた人があなたに連絡できるようにすることも可能です。
- Android(Google):ウェブまたはアプリのFind Hubを使って、端末の位置の確認やロック、リモートでの初期状態へのリセットを行えます。
- Samsung Galaxy:Samsungのスマートフォンでは、SmartThings FindやSamsung Findを使ってデバイスの位置を確認できます。
注:これらの機能を利用するには、事前に追跡機能を設定しておき、デバイスがオンラインになっている必要があります。バッテリーが切れている場合や、オフラインの場合は、最後に確認された位置が表示されます。携帯電話がオンラインで、地図上に自分のものではない移動が表示された場合は、すぐに次の手順に進みましょう。
3. リモートでデータをロックまたは消去する
まずリモートロックでアクセスをブロックし、「携帯電話を紛失しました。[連絡先番号]までお電話ください」などのメッセージを表示します。携帯電話が見つからない場合や、不審な動きが見られる場合は、携帯電話内のデータを消去しましょう。これにより、メッセージ、写真、アカウント、支払い情報が削除されます。デバイス内のデータは失われますが、情報が悪用されるのを防ぐことができます。
iPhone内のデータをリモートで消去する方法
- iCloud.com/findにアクセスしてサインインします。

- すべてのデバイスから対象のデバイスを選択します。

- 消去を選択し、画面の指示に従います。

デバイスがオンラインの場合は、画面の指示に従うとリモート消去が開始されます。デバイスがオフラインの場合は、次にオンラインになったときにリモート消去が開始されます。消去後もアクティベーションロックは有効のままなので、Appleアカウントのパスワードがなければ、デバイスを再アクティベートすることはできません。
Androidスマホ内のデータをリモートで消去する方法
- ブラウザまたはアプリでFind Hubを開きます。
- デバイスを選択し、デバイスを初期状態にリセットを選択します。

4. 携帯電話の紛失または盗難を通信事業者に報告する
通信事業者に電話するか、オンラインでアカウントにログインして、携帯電話の回線を停止し、SIMカードをブロックしましょう。これにより、不正な通話やメッセージ、高額なローミング料金の発生を防ぐことができます。また、携帯電話の国際移動体装置識別番号(IMEI)をブラックリストに登録するよう通信事業者に依頼してください。そうすることで、盗まれた携帯電話が他のネットワークで使用されるのを防ぐことができます。
ヒント:すべての携帯電話にはIMEI番号があります。IMEI番号は携帯電話の設定画面や箱に記載されています。IMEI番号は、携帯電話の紛失・盗難時に備え、あらかじめメモして安全な場所に保管しておきましょう。警察や通信会社に届け出る際、この番号は端末をブロックしたり回収したりするうえで重要になります。
5. 電話番号を停止し、SIMの使用をブロック
通信事業者に連絡し、回線を停止してSIM/eSIMを無効化してもらい、電話番号を別のSIMに移行できないようロックするか、番号移行用PINを設定するよう依頼しましょう。これにより、盗難者がSMS認証コードを受信したり、電話番号を別のSIMに移したりするのを防げます。
6. 警察に被害届を出し、保険会社に連絡する
携帯電話保険または盗難・紛失補償付きのAppleCare+に加入している場合、保険金を請求するには警察の被害届とデバイスの情報(IMEI/シリアル番号)が必要になります。iPhoneの場合、盗難補償の申請が承認されるまではAppleアカウントからデバイスを削除しないでください。削除すると補償を受ける資格に影響する可能性があります。
7. 重要なアカウントのパスワードを変更する
信頼できるコンピュータからサインインし、重要なアカウントのパスワードを更新してください。主な例は以下のとおりです。
- メールアカウント(Gmail、Outlook、iCloudメール)
- AppleアカウントやGoogleアカウント
- 銀行や決済アプリ
- ソーシャルメディアやメッセージアプリ
ヒント:ExpressKeysのようなパスワードマネージャーを使うと、アカウントごとに強力で固有のパスワードを生成して保存できます。可能であればアプリ型の二要素認証(2FA)を有効にし、各アカウントで現在ログインしているセッションやデバイスも確認しましょう。また、SIMスワップのリスクを減らすため、紛失した電話番号に依存するSMS認証コードの使用は避けてください。たとえばeSIMは物理SIMの盗難のリスクが減少しますが、犯人が電話番号を別のSIMや通信会社へ不正に移す「番号移行詐欺」のリスクは依然として存在します。そのため、通信事業者に連絡して電話番号をロックしておくことが重要なのです。
8. 銀行口座の不審な動きを確認する
取引アラートを設定し、最近の支払いを確認しましょう。何か不審な取引に気づいた場合は、銀行に連絡してください。また、モバイルウォレットに登録しているカードは一時停止するよう銀行やカード会社に依頼しましょう。可能であればApple Pay、Google Pay、Samsung Payもリモートで無効にするか、提供元にサポートを依頼してください。
さらに保護を強化するためには、ExpressVPNのIdentity Defenderのようなサービスを利用すれば、個人情報の悪用を監視し、不正利用の可能性を通知してくれます。(Identity Defenderは現在、米国のExpressVPNユーザーのみ利用可能です。)
携帯電話の紛失を防ぐ方法(被害を最小限に抑える対策)
1. 画面ロックと追跡機能を設定する
まずは携帯電話に搭載されているセキュリティ機能を活用しましょう。
- 強力なパスコード、または長めのPINを設定する
- Face ID/Touch ID、またはAndroidの生体認証をオンにする
- 探す(iPhone)や、Find Hub(Android)が有効で、サインインしていることを確認する
- iPhoneの場合、「盗難デバイスの保護」をオンにする
iPhoneで盗難デバイスの保護をオンにする方法
iPhoneの盗難デバイスの保護は、重要な変更を行う際にFace ID/Touch IDによる認証を求めることでセキュリティを強化します。さらに、重要な操作にはセキュリティ上、一定の待機時間が設けられるため、紛失モードやリモート消去を実行する時間を確保できます。以下の手順で、この機能をオンにできます。
- 設定 > Face IDとパスコードに移動します。そして、盗難デバイスの保護をタップしてください。

- 盗難デバイス保護をオンにします。

2. データを定期的にバックアップする
iCloud、Google One、またはパソコンへのバックアップを利用すれば、新しい携帯電話にもすぐデータを復元できます。 紛失した携帯電話内のデータを消去しなければならない場合も、最新のバックアップがあればデータ自体が失われる心配はありません。
3. 公共の場では注意する
公共交通機関、コンサート、バーなど、スリが多い混雑した場所では特に注意しましょう。携帯電話は前ポケットやファスナー付きのバッグに入れ、公共の場で何度も画面のロックを解除するのは避けてください。
公衆Wi-FiでApple、Google、または通信事業者のアカウントにサインインする必要がある場合は、信頼性の高い仮想プライベートネットワーク(VPN)を使用しましょう。ExpressVPNは通信を暗号化し、オープンネットワークで盗み見されるリスクを軽減します。
4. デバイスの保険や盗難対策アプリを利用する
携帯電話が日常生活で欠かせない場合、保険に加入しておくと金銭的な損失を軽減できます。サードパーティ製アプリの中には、追加のアラームや位置情報の追跡、カメラトラップなどの機能を備えたものもあります。ただし、インストールする前にプライバシーへの影響もよく検討しましょう。
ヒント:緊急時に備えて、古い携帯電話を予備として用意しておき、基本的なアプリと緊急連絡先を入れておきましょう。そうすれば、メインのデバイスを紛失しても連絡手段を確保できます。これは特に旅行中に役立ちます。
FAQ:紛失した携帯電話に関するよくある質問
携帯電話を紛失した場合、警察や通信事業者には何を伝えればよいですか?
次の情報を用意しておきましょう: 電話番号、メーカー/機種、色、ケースや特徴、最後に確認した場所と時刻、可能であれば端末の国際移動体装置識別番号(IMEI)またはシリアル番号。警察の届出番号は、通信事業者や保険会社にも共有してください。
紛失した携帯電話をロックまたは消去するまで、どれくらい待つべきですか?
地図上で携帯電話の移動が確認できた場合や盗難が疑われる場合は、待たずにすぐロックしてください。携帯電話を回収できる可能性が低い場合や、仕事や金融関連などの機密データを保存している場合は、リモート消去を実行しましょう。Appleによると、消去後もアクティベーションロックは有効のままのため、パスワードがなければ端末を再アクティベートすることはできません。
パスワードなしで携帯電話のロックを解除される可能性はありますか?
強力なパスコードと生体認証を組み合わせていれば、ロックの解除は困難です。ただし、パスコードが見られてしまった場合や、ロック解除された携帯電話を手から奪われた場合、あるいはSIMスワップによって電話番号が乗っ取られた場合などは、リスクが高まります。また、攻撃者は人をだましてアカウントにアクセスしようとすることもあります。そのため、認証情報を直接狙うフィッシング攻撃を防ぐ方法についても知っておくことが重要です。
iPhoneの盗難デバイスの保護は、重要な設定変更を行う際に生体認証の確認やセキュリティの待機時間を追加する機能です。これを使うことで、たとえパスコードを知られてしまった場合でも被害を抑えることができます。また、通信事業者のアカウントでも、電話番号を他のSIMや通信事業者に移行できないようロックする設定や番号移行用PINを設定しておきましょう。
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